『Balance』
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1分2敗。勝ち点1。日本の限界というよりも、ZICOの限界だった。
予想通りの結果だったが、無理して「2勝1敗」って答えてきた俺の立場は・・・。
ブラジル戦、最低でも2得点しなければならない状況の中、いいサッカーができたと思う。
1?0でいいなら、昨日のブラジルになら、もしかしたら抑えられたかもしれない。
でも、勝負の世界に「if」はない。
ZICOは、「初戦の3失点が響いた」とコメントした。ロスタイムになって、
茂庭に代えて大黒を投入して、3点目が入ったんだよ。
その時に、グループリーグ3試合をひとつとして考えることが出来なかったんだよね?
もちろん監督だけの責任ではない。
2002年大会が終わった後、4年後のドイツ大会が楽しみでしょうがなかった。
日韓大会で、ワールドユースの世代が23、4歳で代表入りし、雁字搦めの戦術の中、いい経験をした。欧州のリーグでプレーする選手が増え、2006年は年齢、経験ともに最高の代表になると思っていた。現実は、そのときに思っていたほど、選手は成長していなかった。
でも・・・
8年前「私の頭の中には、500ページを超える戦術がある」と言い代表監督に就任したトルシエ。
結局15ページほどしか、披露せずに負けなくていいトルコに敗戦した。
選手は、無茶な選手起用と戦術の型にはめられ、終わってしまった。
確かにトルシエは、指導者としては合格点をあげられたかもしれない。しかし、指揮官としては、
全く問題外だったように思う。
一方のZICOは、選手たちに自由を与えた。なんの決まり事(ルール)もない状態で・・・。
サッカーにしても、社会にしても、ある程度の規律の中に自由がなければ、
自由の意味がぼやけてしまう。
目まぐるしく変化する中、ベースがなければ、自由だけでは乗り切ることが出来ない。
11人それぞれが、プレーも考え方も自由を与えられ、結局、同じ方向を向くことが出来ずに惨敗した。
バランスの悪い二人の監督によって、あっけなく日本の黄金時代が終わってしまった。
「バランス」・・・釣り合い。均衡。かたよりがないこと。(大辞林より)
もともとバランスという言葉は、好きではなかった。勝手な先入観でバランス=アベレージのような気がしていた。突出したことを嫌う日本人には、バランスという言葉は必要ないと思っていた。しかし、いろんな人と会い、仕事をし、生活していて、意外にバランス感覚のある人間って、実は少ないように思えてならない。
話がずれてしまったが、2010年へ向けて、日本のサッカー界には、バランスの取れた優秀な監督と
多少バランスの悪いFWが欲しい。
気がかりなのは、バランスのいい監督が就任したとしても、2010年、黄金の世代と言われる選手達が30歳を越えてしまうことだ・・・・結局バランスが悪いのかもしれない。
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